埼玉県さいたま市西区指扇赤羽根
 埼玉県さいたま市は埼玉県の南東部に位置し、埼玉県の県庁所在地がある政令指定都市です。北に伊奈町・蓮田市・白岡町と、東に越谷市と、南に川口市・戸田市・志木市と、西を富士見市・ふじみ野市・川越市・上尾市と接しています。
 浦和・大宮は中山道の宿場町として発達してきた歴史があります。関東平野の大宮台地に位置していて、荒川・芝川・鴨川などの一級河川と、彩湖・別所沼・白幡沼などの湖沼があります。

指扇 氷川神社 赤羽根自治会館
 指扇の地名の由来は、江戸時代の初めに旗本山内豊前守一唯が賜った指扇領三千石の地域が扇の形をしていたからと言われていますが、地形から付けられた地名と言うのが正しいようです。サシは日向地・傾斜地の意味があり、オギは湿地の意味がありますので、湿地に続く日向地・傾斜地の意味であるサシオギから来ていると考えられます。指扇には、旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代・奈良平安時代の各時代の遺跡が数々あり、人々の営みが連綿と続いていたことがわかります。
 350年頃創建されたと伝えられている指扇の氷川神社は、指扇村の鎮守で、一説に指扇郷の総鎮守であるとも言われており、境内には、第六天社・稲荷・天神合社・天王社・石宮社の末社があったそうです。氷川神社では、昭和17年頃まで、2月1日に鎮火祭の行事が行われていました。
 赤羽根自治会館は、氷川神社の境内にあります。

 指扇氷川神社「鎮守アジサイ園」で、6月中旬〜7月上旬頃までアジサイがきれいに咲いています。
 赤羽根地域の環境美化ボランティア「氷川の森・花の友」が中心となり、指扇氷川神社・赤羽根自治会などの協賛で開催されています。子ども会では、アジサイ里親植栽も行われています。
 各地に自生のアジサイ約700株があり、ガクアジサイ・ヤマアジサイ・タマアジサイ・エゾアジサイ・アメリカアジサイ・ノリウツキ・カシワバアジサイなどが見られます。

 さいたま市西区のカラーの青は、東洋の青いばら ( アジサイ )です。
 この情報は指扇の赤羽根に住む I 様より、「指扇氷川神社でアジサイが綺麗に咲いています」と、ご連絡を頂きました。有り難うございました。

バス停赤羽根 赤羽根児童遊園


 さいたま市西区西新井の大宮花の丘農林公苑では春はチューリップ、ラモフィネ、芝桜、秋はコスモス・サルビアなど、四季折々の花々が楽しめます。公苑内には親水広場、レストラン、農産物直売所も併設されています。

カワヅザクラ シダレ梅 ラモフィネ

ハナモモ カルガモ

 大宮花の丘農林公苑のすぐ近くにある手打ちそば「たねや」で、もりそばを食べました。
 門から中庭を通って玄関へ、手入れが良い庭を眺める座敷と、落ち着いた雰囲気が素敵です。
 少し辛めの汁に細切りの蕎麦が美味しいです。そば粉は北海道幌内産のそば粉を使っているそうです。どろっとした蕎麦湯もさっぱりしていいですね。ソバアイスとゴマプリンもおいしいです。

 埼京線「指扇」駅から、徒歩で16分ぐらいの所にある「古民家カフェ VIA」は、さいたま市荒川サイクリングロードの土手を越えて、野球グラウンドを南に隣接した森の中にありました。ロードバイクファンが集まるお店です。
 埼玉産ポークのメンチカツサンドとカフェオレをいただきました。
(2019年、台風被害により閉店致しました。)

 「アトリエ マド」は、静かな住宅街の中にあります。営業は、日曜・月曜・火曜の週三日です。
 玄関では、お店の方にお迎えしていただきました。店内はフランスの小物が飾られ、落ち着いた雰囲気です。
 ランチに、野菜がたっぷりのキッチンガーデンをいただきました。もともとはギャラリーでしたが、「食事が出来たら良いのに」と言われて、cafeとしても営業しているようです。
 オーナー様は、西区のカラーをアジサイの青と決められた時の、女性の前市長様と仲良しのようです。

 指扇の赤羽根・・・、江戸時代の指扇地区には、15ヶ村の村があり、指扇村が一番大きな村でした。 (赤羽根は、この村内7組に分かれていたうちの1組でした。) 明治の時代になり、22年4月1日に町村制が施行されました。その際に指扇を含む10ヶ村が合併し、新たに戸数505戸、人口3,356人からなる指扇村が誕生しました。その頃の指扇の村々は、農業を生業としていました。昭和30年1月1日指扇・馬宮・植水・片柳・七里・春岡の六ヶ村が大宮市に編入合併されました。そして、平成13年6月1日に大宮市・浦和市・与野市の3市が合併して、さいたま市となりました。平成17年4月に岩槻市を編入しました。

 埼玉県さいたま市西区指扇にある株式会社小山本家酒造です。創業文化5年(1808年)都鷹ブランドをはじめ世界鷹グループの株式会社小山本家酒造は、関東有数の酒造メーカーです。

農家レストラン 菜七色 (なないろ) で日替わりのランチがいいです。とまと農家・榎本農園が経営し、日替わりでシェフが腕を振るっています。
 メニューは、車ふの野菜あんかけ、野菜ごろごろスープ、野菜四種盛り合わせ、いなり寿司、赤飯むすび、デザートに田舎まんじゅうでした。それに、農園で採れた生野菜 ( コリンキー、ゴーヤ ) なのバイキングが付いています。食材に畑から採れたての野菜を使っているのと、アレンジが良く、あっさりとした味付けで美味しいです。
 最近は健康・食事に気をつける人が増えています。私も野菜は国産と考えていました。
その土地で生産された農産物をそこで消費する、地産地消が一番いい事と思っています。こんなお店がもっと増えてくるといいなと思っています。

参考文献
 角川書店 日本地名大辞典 埼玉県
 兜ス凡社 日本歴史地名体系 埼玉県の地名
ふるさと指扇 大宮市指扇公民館 編集・発行

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さいたま市役所 〒330-9588 埼玉県さいたま市浦和区常盤6-4-4  TEL 048-829-1111

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